選択肢を、知ろう。
いざ、ベルトを交換しよう!なんて言ってもどういうものがあるかわかっていないと選びようがありません。
一口にベルトと言ったってたくさんあるわけです。
革に金属に、ナイロンに…。革にも金属の中にもたくさん種類があります。
オーダーメイドだってできるのです。
そこで、みなさんの選択肢に上がるであろうものを列挙いたしました。
ぜひ参考にしてください。
METAL/金属製
光沢と重厚感が魅力的な金属製ベルト。ビジネスシーンに最適です。非常に丈夫なものが多いのも特徴です。
ステンレス・スチール
金属製ベルトといえばほとんどコレ。
ステンレス・スチールは、鉄を主としたクロームとニッケルの合金です。ステンレス・スチールの特徴は、耐蝕・耐酸性に富んでいて錆びにくいということと、見た目が美しい光沢があるということです。
ただし、錆び「にくい」だけで手入れを怠ると錆びてしまうことに変わりはないのでご注意を。
真鍮

出典: m.aumall.jp
銅と亜鉛との合金。展性・延性に富むため加工がしやすいのが特徴です。しかし、腐食に弱くステンレスより高価ということであまり使われることはないようです。
LEATHER/革製
大人の色気を出してくれる革製ベルト。
革の種類によって特長が違うのです。
クロコダイル

出典: hao-bag.jp
ワニ革と呼ばれるものです。
整然と並んでいてかつランダムさを持った配列の「竹斑」と呼ばれる部分が一番人気があり高価です。
飾らず、秘めた力強さの感じさせ、存在感は抜群です。
カイマンクロコ
※画像はありません
カイマンクロコはクロコダイルとは別の種ですがよく似ており、安価で手に入ることからよく使用されます。
ゴツゴツとしていて硬く、シワのようなブツブツがたくさんあるのが特徴です。
(ちなみにアリゲーターもクロコダイルとは別の種なんですよ。同じ部位でもアリゲーターはのっぺりしていて迫力に欠けます。)
リザード
トカゲの革です。
クロコダイルやカイマンと比べて目が細かく、細身のスタイルに適した革です。
クロコダイルと比べて安価なことからコスパのいい選択と言えるでしょう。
パイソン
蛇革です。
若干高価な素材です。
静かな印象の時計もこのベルトで風変わりすること間違いありません。確実に別のテイストの迫力を与えるでしょう。
そんな威嚇的な見た目ながら、使い込むうちに親近感の湧いてくるものが多いのが特徴です。
オーストリッチ
ダチョウの革です。
薄くて柔らかく、肌触りのいい質感が特徴です。
そのほかの革と比べて軽量なのもポイントです。
NYLON/ナイロン製
カラーバリエーションが豊富で水に濡れても動じない。
軽量で通気性も良い。
安価なだけではないのが人気であり続けるゆえん。
超人気「NATOベルト」
その中でも特に人気なのが「NATOベルト」
NATO軍が使用していたベルトであることからこの名前が広まっていますが、正式名称は「G10ベルト」。
一応の定義は、
ナイロン製のベルトで、時計本体の上から下にストラップを通し、時計本体部分のところだけストラップが二重になっている、という構造は共通したストラップです。
引用元:blog.goo.ne.jp
シリコン
カラーバリエーションが豊富ですが、ともすればチープな印象にもなりかねません。
雨や汗を吸うことがないため特にスポーツにめっぽう向いています。
一度裂けたり割れたりしてしまうと使えなくなるのが難点。
サイズ
間違えると、歯がゆい。
どれにするか決めたところで、先走ってしまってはなりません。
時計にはそれぞれのサイズがあるのです。
焦らず、正確に測り、失敗のないようにしましょう。
ベルト交換に関わるものに「ラグ幅」と「尾錠幅」の2種類があります。
下の図の赤い矢印が「ラグ幅」、青い矢印が「尾錠幅」です。
ちなみに、ラグ幅はメンズのもので16~22mm、レディースは10~12mm程度。
自分で計測した場合でも0.5mm程度の誤差なら問題はありません。
【豆知識】ちょうどいいポイント
時計を長く使うためにベルトを少し緩くしておくという工夫をするといいでしょう。
目安としては人差し指が一本入る程度。汗や水分を逃してやることが目的です。
逆にきつく締めすぎると、汗が部品の奥まで侵入して、サビや腐食が発生する原因になりますし、引っ張る力によって部品自体に負担が掛かってしまいます。密着度が高いと、時計本体に湿気や水が入ってしまう可能性も高まってしまいます。
いかがでしたか?
いかがでしたか?
時計は安い買い物ではありません。次から次へと新しいものを買っていくのは芸がないでしょう。
ベルト選びはあなたの大切な一本に再び、愛情を注いであげられるチャンスになるのではないでしょうか。