コーヒーを自分で淹れるのは本当に面倒でしょうか?
自分でコーヒーを淹れられるようになりたい、でも難しそうだし、面倒そうだし・・・という理由でなかなか最初の一歩を踏み出せない人もいるかと思います。確かにコーヒーを自分の部屋で淹れるということになれば、ドリップに時間もかかりますし、最初の器具を揃えるのもちょっと大変かもしれません。ですが一旦慣れてしまえば話は別、流れ作業で淹れられるようになりますし、自分の味になるように試行錯誤するのは楽しいものです。
一杯あたりのコストもお店やコンビニに比べたらかなり安いですし、待ち時間などを考えれば結局かかる時間もそう変わりません。
つまり、コーヒーを淹れるのが面倒!という悩みは一旦慣れてしまえばほとんど解消されてしまうものなのです。
コーヒーを淹れるために必要な器具は・・・?
コーヒーを自宅で淹れるためには器具を揃える必要があります。エスプレッソなど特殊な淹れ方をしたい方や豆から挽きたい!という方はまた別にはなってしまいますが、普通のドリップコーヒーを淹れる場合であれば次の◯つの器具を揃えれば大丈夫です。
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・サーバー(直接カップに淹れるという場合には必要ありません)
・挽いた豆(ドリップコーヒーであれば中細挽きがオススメです)
・コーヒーポット(コーヒーポットは口が細いためゆっくりと蒸らしながら淹れるのに適しています)
ドリッパー
ペーパーフィルター
コーヒーサーバー
中細挽きのコーヒー豆
コーヒーポット
上の5つを揃えればOK、必須なのはドリッパーとフィルターとコーヒー豆、これさえあれば一旦はコーヒーを淹れる事ができるようになります。
それではこれらの器具が揃った前提で、ドリップコーヒーの淹れ方を見ていきましょう!
正しい淹れ方を覚えましょう!はじめてのドリップコーヒー
慣れてくればもちろん自分のやり方で自分に合ったコーヒーを淹れることが出来るようになります。でもまず大事なのは基本なので、ここでは基本的なドリップコーヒーの淹れ方を見ていきます。コツは何度もやってみること!繰り返しやってみる中で掴めるものもあると思います。
お湯を用意します
まずはお湯を準備します。温度は95℃前後で沸騰した後に泡が鎮まるくらいが丁度よい温度です。一杯あたりの目安は140ccほど、増やす場合はその数だけ倍にして沸かせば良いのですが、基本的に一回のドリップで淹れる事ができるのは4杯分ほどなので多くても560ccくらいを用意しておきましょう。
ドリッパーにペーパーフィルターをセット
ドリッパーをカップ、またはサーバーにセットし、ペーパーフィルターを用意します。
はじめてのひとが躓きがちなのがペーパーフィルターの折り方。ここで正しい折り方を覚えてしまいましょう。
まず一枚取り出してフィルターの接着部分をそのまま折り返します。このとき外周の方が少し広くなるように折るのがコツです。そのあとに折った側とは反対側に底面を折り返します。接着部分を手前側に折り、裏返して底面を折る、と覚えるのが良いと思います。
その後にフィルターの中に手を入れ、角の部分を押して丸めてあげます。そうすることで綺麗に広がりやすくなるのです。こうしたら後は広げてあげるだけ、ドリッパーの面にぴったり沿うようにセットしてあげましょう。
コーヒー豆を入れる
コーヒー豆は一杯(140cc)あたり12gほどが適量です。先程紹介したHARIOのドリッパーにはすりきりで12g測ることができるメジャースプーンが付属しているので、それを使って飲む杯数分豆を入れていきます。しっかりとすりきるのがコツです。
コーヒー豆を蒸らす
いよいよお湯を注いでいきます。ここで最大のハードルとなる蒸らしをやっていくことになります。蒸らしは慣れるまでに回数がかかるので、うまくなるまで何回もやってみましょう。これが上手く出来ればお店も顔負けのコーヒーを淹れる事ができます!
蒸らすときに難しいのがお湯の量です。一般的に20ccと言われていますが、これは先の細くなっているコーヒーポットを使ったほうが上手く注ぐことが出来ます。ポットを傾けて中心にお湯を注ぎます。ここでチョロチョロと出したり、勢い良く出したりすると正確に注ぐのが難しくなってしまいますので、安定してお湯が出る勢いまで素早く持っていくのがコツです。
安定して出るようになったらそこから時計回りに一周二周回しながら注ぎます。サーバーまたはカップに雫が数滴ポタポタと落ちるくらいが丁度よい量と言われています。カップだと見えづらいかと思いますので、可能であれば透明なサーバーを用意しておくのがオススメです。
お湯を注いだらそこから20~30秒ほど待ちます。すると豆がぷくぷくと膨らんできますのでこうなったら蒸らしは成功です。例え出来なくても何度もやれば必ず出来るようになりますので、我慢強く回数を重ねてみて下さい
お湯を注ぎ切る
お湯を注ぎきります。常に注ぐお湯と豆の面が90°の直角になるように意識してみましょう。最初は中心から、時計回りに徐々に外側に回しながら注いでいきます。慌てずにゆっくりと、じっくりと注ぐのがポイントです。注ぐ量とドリッパーから落ちるコーヒーの量が同じくらいの勢いと量になれば上手く注げている証拠です。手首は動かさず、腕と体を使って一定の量で注いでいきましょう。
カップはあらかじめ温めて、自分で淹れた最初の一杯を楽しみましょう。
サーバーで淹れる人はあらかじめ温めたカップを用意しておきましょう。ついにコーヒーの完成です。最初はとても複雑な手順であるように感じますが、慣れれば意外と単純なことに気が付くとおもいます。もちろんもっと美味しいコーヒーを淹れるためには様々な工夫が必要ですがまずは基本を身につけること。
どんどん上手くなって、自分にとっての最高の一杯を目指してみましょう!